RaiBlocks(XRB)がNanoにリブランド 元帳ネットワークを配布するRaiBlocks
RaiBlocksはスケーラブルで効率的な分散型の元帳ネットワークを配布するプラットフォームとなっており、処理能力が大幅に向上することで、トランザクションにかかる時間を短縮でき、スムーズな取引の実現に役立てられる。
次世代型の分散元帳
分散元帳は数年前からネットワーク上で注目を集めているが、トランザクションパフォーマンスは集中化されたシステムと比較すると、低速に耐えることができる点だけが焦点となり、存在としては格が低くなっていた。
RaiBlocksはスケーラブルで効率性を目指した分散元帳プラットフォームであり、トランザクションを数秒で処理できるシンプルな地方分権型のシステムに比べても、そこで生まれた問題点を大幅に改善した次世代型の分散元帳となっている。
パフォーマンスの向上を実現した方法として採用したのは、共有状態をメッセージの受け渡しに置き換えることでスピードを上げるコンカレント・コンピューティングによる最適化が用いられており、置き換えを行うことで共有状態の競合がなくなり、処理能力が大幅に向上し、トランザクションの処理にかける時間が短縮される事になる。
RaiBlocksは電気工学分野の論理に基づき、ネットワークのコンセンサスをアービタの回路と同等にすることにより、平等で効率的な処理ができるように設計されている。
RaiBlocksの概要
通貨名:RaiBlocksでライブロックスと読み、通貨単位はXRB
公開日:2016年2月29日。
システムのアルゴリズムはProof of Work(Blake2)を基盤とし、通貨の最大供給量は340,282,367XRBとなっている。
プロトコルが軽量でノードコストもないため、トランザクションは無償で処理される仕組みとなっており、取引コストが安いのが魅力である。
トランザクションが独立して処理されるため、ブロックサイズの問題も発生せず、高速での取引が可能で、ほぼ瞬時に処理される。
ウォレットはトランザクションが送信されると同時に次のトランザクションのためにワークフローの準備に入り、迷惑メール防止のProof of Workを事前キャッシュしてくれる。
進行中のトランザクションにおいては時に遅延が発生することがあるが、これはトランザクションスパムを防止する機能が働いているためで、わずかな時間を待つことでスパムによる弊害や除去する手間を省いてくれる事となる。