近年、スマートフォンや大型テレビ等、多くの製品に有機ELディスプレイの採用が進んでおり、中国においては政府の推進するディスプレイ産業政策を背景として、大手ディスプレイメーカー各社を中心に有機ELディスプレイ製造設備への旺盛な投資が進めている。
中国は今後有機ELディスプレイ生産国として著しく成長する見込みである。
同社は、2015年に上海市に有機EL材料事業に関する駐在員事務所を開設し、中国市場および顧客の情報収集を行ってきた。今回、中国における有機EL材料のさらなる需要拡大に備え顧客対応の強化を図るため、上海市に現地法人を設立した。
同社の有機EL材料事業に関する海外拠点は、韓国、台湾、スイスに続き、4か国目であり、今後もお客様のニーズに応えるべく、開発・製造・販売体制を一層強化するとともに、有機EL材料のグローバルメーカーとして事業の拡大を進めていく方針である。