TRONはクリエイターのためのツール
TRONは他の仮想通貨のように、何かを買うために使われるものではない。
では何のために発明されたかというと、クリエイターのためのプラットフォームとして立ち上がった。
絵をかいたり動画を上げたりすることでクリエイターがTRONを手にし、そのTRONでアップロードされた他の作品を買う、という仕組みになっている。
最近ではYoutubeなどに動画をアップした人が再生数に合わせて報酬をもらう試みが成功を収めているが、それに比べてTRONはよりクリエイターの支援に特化したサイトといえる。
また最近流行を見せているクラウドファンディングも行っており、ゲームの開発を進めているクリエイターにTRONを提供するなど、他のムーブメントと合流しながらサービスを拡張しようと計画している。
TRONは中国で生まれた仮想通貨
ジャスティン・サン氏という青年実業家が作ったもので、ジャスティン氏は中国で大流行したメッセージアプリを立ち上げたり、有名な仮想通貨であるRippleの経営に携わったりするなど、まだ30歳に満たないにもかかわらず数多くの実績を持ったやり手の実業家である。
スタッフにも中国のAmazonとも呼ばれるショッピングサイトアリババに所属した経験を持つ人を登用するなど、新進気鋭の逸材がそろっているTRONだが、現在のところ日本の取引所では取引ができない。
しかしながらサン氏は自らのTwitterで日本との交渉は前向きに検討している、とつぶやいたことがあり、金融庁に申請を出した、とコメントするなど日本の取引所でも上場を目指している。