匿名性とスピードを高めたPIVX
PIVXは取引の匿名性を高め、スピーディーな高速取引のために生み出された暗号通貨である。
P2Pとブロックチェーンという画期的な技術で現在の暗号通貨のパイオニアとなったビットコイン(Bitcoin)と、匿名性と安全性の高い高速取引を目的に開発された暗号通貨のダッシュ(Dash)をベースに作成されたオープンソースの暗号通貨となっており、ビットコインとダッシュの利点を融合させて高速なトランザクションと匿名性を実現させている。
2016年2月1日に公開され、システムアルゴリズムはProof of Work(Quark)+Proof of Stakeを用いている。
PIVXの特徴
PIVXはBitcoinコア0.10.xとDASHを元に作成され、Proof of Stake 3.0プロトコルを採用してネットワークを保護し、マスターノードとステーキングノードの間において、採掘によるブロック報酬のサイズのうち9割を動的に調整する環境が整っている。
残る1割は予算提案の専用資産として動的にバランスさせる仕様となっており、画期的で革新的な可変シーソーといえる報酬メカニズムが構築されている。
このプラットフォームでは公平で公正なガバナンスのもとで、コミュニティインテリジェンスを融合させながら、セキュリティが高く、プライバシー保護にも優れた即時のプライベート取引ができるとともに、持続可能な暗号通貨として維持、発展することが目指されている。
開発にいたった経緯や目的
現代社会は個人が自分の富をいつ、どのように交換して使うかを自分の責任とタイミングで考える時代に来ており、選択した決定に基づき、高速かつプライベートな取引を安全性の高い検証された形で利用できることが求められている。
2016年2月1日にDarknet(DNET)という名称でプロジェクトがスタートし、賛同者によるコミュニティの活動が活発化し、自由で高速、匿名性の高いスマートな取引を実現したいというコミュニティの理想とイデオロギーを反映するために、ブランド名をPIVXに変更して本格的な開発やプラットフォームの提供を行っている。
PIVXの主な目的は、ほぼ即時の匿名性の高いプライベートトランザクションを実現することとであり、関係する全てのユーザーの利益を実現し、安全なネットワーク環境を維持するのに役立つガバナンスが構築されている。